私の 居場所 と ひみつきち

学園で一番はじめに建てられた、原点でもある古い校舎が取り壊されました。 ここは入学後の私にとって大好きな居場所でもありました。40 年ものの間、さまざまな歴史を刻みながら発展をし続け、沢山の卒業生が羽ばたいていきました。 その学園の原点でもある望天館があっという間に跡形もなく更地となった瞬間、私は 深く悲しみを覚えています。 それは自分の居場所を奪われたようなそんな気持ちなのだ。

それから私は学園の敷地内に自分の居場所をつくりはじました。 ホームセンターで安価な 35mm 角の木材を買って来てインパクトとビスだけという簡 単な施工方法でつくりました。 まるで小さい頃、山の中で秘密基地を作っていたような、そのような感覚でした。 この小屋は、眺めが一番良いところにつくりました。学園は高台にあるので、木々の 間から京都市内を一望することができます。 いまでは授業の合間にふらっと来て、本を読んだりする場所となっています。私にとっての生活の一部なのです。 

ある数日のことでした。

いつもながら小屋に向かうと小さな赤いフラッグを見かけました。

“こどもけいさつひみつきち”。

どうやら子ども芸術大学の子どもたちが勝手に山の中に忍び込み、小屋を格好の遊び場にしているようです。

私はとても嬉しかった。近年では、危ないからといって外で遊ぶ子どもたちが少なくなってきています。わたしは子どもたちにこうした環境をつくることが大事なのだと思います。

私は、人にとって、そのひとにとって大事な場所であったり、好きだと思えるような環境をつくっていきたいのです。

​森の斜面小屋

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